ちょっと未来。16歳よっしと23歳まっさん
なにより「良正(良正良?)」です。激注意!



消せない恋心



兄は俺にとって、特別な存在だった。
生まれた時から傍にいた、誰よりも近い存在。父よりも母よりも祖父よりも大好きだった。
だからこそ、この手の方印の意味を理解するようになった時、呆然とするしかなかった。
大好きな兄を一番悲しい目に合わせたのが他ならぬ自分だと知り、俺は自分を責めた。
強くて何でも出来て格好良い自慢の兄。憧れて、尊敬していた大切な兄。
方印が出ずとも後継者として相応しい力を持つ兄を差し置いて、右手に出てしまった方印。
お前は選ばれたのだと言われても、それを喜べるはずもない。

どうして。心の中で何度もその言葉を繰り返す。

烏森を守れというなら守ろう。あの地で誰かが傷つかないように。
だけど墨村と雪村で一緒に守っているのだから、継承者など選ぶ必要はないじゃないか。
良守の前の継承者は祖父である繁守だが、良守が継ぐまで祖父一人が烏森を守っていたわけじゃない。
母も兄も、良守が継ぐまで烏森を守ってきたのだ。それなのに継承者じゃないから家を出ていく。
あの地を守っていた間、辛い事も苦しい事も傷ついた事も沢山あったはずなのに。
全てが方印ひとつで分けられるなんて、そんな理不尽な事はない。

正守が15歳で家を出ていく時、俺はそれを止める事は出来なかった。
薄っぺらな笑みで頭を撫でて、「しっかりやれよ」だなんて言われても応えられず。
いっそ晴れやかな表情で手を振る兄を、それを見送る悲しげな家族の姿を見ていられなくて部屋に駆け込んで。そのまま飯の時間まで布団に潜り込んでいた。

真夜中の仕事の後、そっと襖を開けて隣の部屋に入ってみる。
元からあまり荷物の無かった部屋は見事な迄に空になっていて、もうこの部屋に誰も住んでいない事がよく分かった。
残されたのはたった二つ、空っぽになった本棚と兄が祖父から譲られた文机。

近づいて、正座して座ってみる。いつも兄がそうしてたように。
頬杖をついて窓の外を眺めると、月明かりだけがぼんやりと光っていた。
その月がどんどんと滲んでいく。その時俺は自分が泣いている事に気付いた。
一度気付いてしまうともう駄目で。ボロボロと流れる涙を止める事が出来ない。慌てて結界をはると俺は思いっきり泣いた。



あの日、行かないでと言えていたら。
大好きだって、だから嫌わないでって。本音をぶつけてしまえていたら。
今、こんな想いを抱かずにすんだのだろうか。

捩れ曲がった末に行き着いた感情。いつの間にか膨れ上がる程に育ったのは、たった一人の兄へのー紛れもない恋心。







その夜は比較的穏やかだった。烏森に来て1時間程になるが、まだ小さな妖が一匹出ただけ。あまりに退屈すぎて欠伸が出る。何度目かの大きな欠伸に隣にいた斑尾が「だらしないねぇ」と呆れ顔で言うのに良守が口を尖らせた。

「仕方ねーだろ。こんなに暇だと眠くなるんだよ。」
「暇だろうとお役目の最中だろうに。ああまったく、こんな間抜け面で大欠伸してるようなのが正統継承者だなんて。」
「うっせ、欠伸は関係ないだろ!」

他愛もない口喧嘩をしていると、ふいに斑尾がピクリと顔を上げた。

「斑尾、妖か?」

良守の問いに斑尾は答えない。じっと辺りを窺っていたかと思うとその身を良守の頭上に浮かび上がらせた。

「ちょいと校内を見てくるよ。」
「え、おいちょっと待てよ!」

いきなりの行動に呼び止めるが、斑尾はそのまま姿を消してしまった。唖然としていると背後に気配を感じ慌てて振り返る。

「よ、元気?」
「兄貴…。」

そこにいたのは片手を上げ、にこやかに笑う兄の正守だった。

「何か用かよ。」

動揺を隠すようにぶっきらぼうに言えば、兄がクスっと笑う。

「用が無いと来ちゃいけないのか?」
「そういう訳じゃないけど…。」

歯切れ悪くそっぽを向くと、正守が苦笑した気配が伝わってきた。

「仕事が思ったより早く片付いたんでね。様子を見に来た。お前の顔もだいぶ見てなかったしさ。」

でも元気そうだな、と嬉しそうに言われて顔を上げる。
そんなことを言わないで欲しい。そんな、耳に優しいことを。言えない言葉をぐっと堪えて、誤魔化すように軽口を叩く。

「兄貴こそ元気そうじゃん。仕事忙しいって聞いてたから、もっと痩せこけてるかと思ってたぜ。」
「おいおい、さも残念そうに言うなよ。せっかく手土産携えて来たっていうのに。」

言いながら正守が風呂敷包みを見せた。手招きされて渋々のように近づくと、座り込んだ兄の横に良守も座る。
広げられた風呂敷包みに入っていたのは大きな銅鑼焼きだった。その大きさに良守が「デカっ!」と驚いて声を出すのに、正守が楽しそうに笑う。

「大きいだろ。この店の和菓子は餡が美味しくてさぁ。普通の饅頭とか買うつもりで行ったらこれが売ってたんで、面白くてつい買っちゃったよ。」

はい、と手渡された銅鑼焼きは良守の手の平くらいはある。缶入りの緑茶も渡されて受け取ると、まだ風呂敷の中に何かが入っているのが見えた。

「そっちのは?」
「ああ。これは普通サイズの銅鑼焼き。家の分と、時音ちゃんのも入ってるから後で良守から2〜3個渡しといて。」
「何で。兄貴が渡せばいいじゃん。その方が時音も喜ぶし。」

良守がそう言うと、正守が「ん〜。」と小さく唸った後良守を見てさらりと言う。

「でも今夜はお前の顔見に来たんだしさ。時間も限られてるから。」

そんな正守の言葉に良守の心臓が大きく跳ねた。何だそれは。まるで限られた時間だから他の人間と話す間が惜しい、とでも言われているようだと感じるのは良守の中の欲がそうさせるのだろうか。
こんな風に以前とは変わった2人の関係、縮まったと思える距離に、戸惑いと喜び、そして僅かな胸苦しさを覚える。


忘れもしない中3に上がる春休み。兄に連れられていった神佑地での事件以来、少しずつ兄との関係が変わった。
嫌われてるか疎まれているか憎まれている。
そう思っていたのが、そうじゃなかったのかもと思えるようになって同時に兄の態度が変わっていった。
以前は余裕の表情で一線をひいて、決して良守を立ち入らせてはくれなかった。完璧な結界に弾かれてるみたいだった。
でもこの頃から本音みたいな弱音や、余裕の無い姿を垣間見せてくれるようになって。だから俺も本音をぶつけられるようになった。

思えばあの頃に、この気持ちに気付いたんだ。兄弟だからというだけでは説明がつかない程、兄に執着していた事に。
必死だった時には気付かなかった気持ちを後になって自覚した。
あの件が無ければ、こんな想いに気付くことはなかったかもしれない。
実の兄を愛しているだなんて、気付かない方が良かった。ただ兄を兄として慕えていればそれで良かったのに。
でもあの件が無ければ、こんな風に一緒にいる事も無かったかもしれない。
嫌われてると思って悪態ばかりついて。傍にいたくてもいられないまま、距離は広がっていたのかもしれない。


兄への気持ちが変化したのは、間違いなくこの複雑な関係のせいだと思う。
方印を持って生まれたという罪悪感のようなものがなければ、実の兄に対してここまで執着したかどうか分からない。
この手に方印がなければ兄はあのまま家に居ただろうし、そうであれば俺はただ兄を尊敬して憧れていただけだったはずだ。
兄弟としての執着はどちらにしても強かったと思うけど、今俺が抱いているような感情を抱く事はなかったんじゃないだろうか。

知らず考え込んでいたその時、小さな振動音が響いた。気付いたように正守が自分の懐に手を伸ばし携帯電話の受話ボタンを押しす。

「ーもしもし、行正か。何かあった?」

兄が忙しいことは知っている。夜行の仕事に口を挟めるはずもない。良守は黙って菓子にかぶりついた。だが何かが引っかかるような気がして眉を顰める。

「ああ、その件か。いや、それはお前の判断で進めてもらって構わないよ。」

聞き耳を立てるつもりも無いが、これだけ近いと全てが聞こえてしまう。せっかく一緒にいるのに電話かよ、と思わず考えてしまって、そのあまりに女々しく幼稚な発想に自己嫌悪する。すると別にそんな良守を笑った訳じゃなかったろうが、正守が電話に向かって楽しげに笑ったので良守はドキッとした。

「何だ、意外と謙遜してるんだな。行正なら大丈夫だよ。」

『頭領。』と正守を呼ぶ声が携帯から僅かに漏れ聞こえる。その声を聞いて良守は思い出した。
この声はー。あいつだ。夜行が家を本拠地にしていた時、全員が集まった居間で、良守を一番睨み付けていた背の高い男。
あの時夜行からの好奇心と敵意が混ぜられた視線には辟易した。だが頭領として正守がどれだけ慕われているかも解ったし、そんな連中からすれば敬愛する頭領を家から追い出した正統継承者など好意の対象になるはずもない。それくらいは解っていたから何も言わなかったけど、あの時一番強く敵意を感じさせた視線の主のことははっきりと覚えている。

あれはー、ただ敬愛する頭領を追い出した弟への敵意だったのだろうか。

そして正守のこの様子では、どうやらその『行正』とやらをかなり頼りにしている様子だ。知らず手に力が籠もる。

多分、だけど。『行正』は兄に頭領として以上の好意を抱いている。あの頃は分からなかったけど今の俺には分かる。同じ相手に向けている感情くらい大体の検討がつく。あの時の視線には、単純な敵意とは別のものも含まれていたはずだ。それに気付いて胸がムカムカしてきた。
兄に好意を抱いている人間がいるだろうなんてことは分かっていた。兄を慕う者が多い夜行の中なら尚更だろう。
分かっていたはずなのに、いざそういう場面に出くわすと苛つく自分を止められない。ましてや正守がその相手を頼り、心を許している様子を見せつけられて平然と出来る程、良守はまだ人間が出来てはいない。
奥歯をギュッと噛み締めて兄から顔を逸らす。きっと今の自分は醜悪な顔をしているはずだ。嫉妬に狂ったそんな顔を兄に見せたくはなかった。気持ちを落ち着かせようと、まだ開けていなかったお茶を口にしてみても苛々はちっとも修まらない。その時横でパチリと携帯を畳む音がする。どうやら話は済んだようだ。懐に携帯を仕舞い込む兄にちろりと視線を向ける。

「…あのさ、兄貴。行正って背の高い、短髪の人だろ。」
「ああ。お前覚えてたの?あの時はろくに話もしてなかったのに。」
「ー覚えてるよ。」

良守の言葉に楽しげに答える正守の様子に、ますます苛立ちが増した。
忘れるはずがない、あの敵意に満ちた眼差しを。あんな目を向けるようなヤツが正守の傍にいるのかと思うと焦燥感が募る。
いや、それどころか。まさかとは思うが、もうすでに2人がそういう仲だったりしたら。そんな考えが浮かんで、そんなはずないって打ち消そうとしたけど出来なかった。だって俺は正守の事を何も知らない。15歳で裏会に行ってからの正守がどんな風に過ごしたのか。今、夜行を立ち上げた正守がどんな風に暮らしているのか全然知らない。兄弟なのに。多分夜行の連中より、あいつより、俺の方が今の正守を知らない。そんな事実に思い当たって腹の底からどす黒いものが這い上がってくるような気がした。

−嫉妬で気が狂いそうだ。

「良守どうした?お前、ちょっとおかしいぞ。」

具合でも悪いのか、と伸ばされた兄の腕を掴んだ。少し驚いたように目を瞠る兄に構わず、掴んだ手に力を込める。

「よし、もり…?」
「なあ、その行正ってヤツのこと大事?頼りにしてる?」
「お前なに言って…。そりゃあ仲間だし大事だけど。」
「ー俺よりも?」

良守の言葉に正守が大きく目を見開いた。何かを言いかけ開いた唇を、何も言わせまいと自分の口で塞ぐ。それは衝動的なものだったけど、ずっと触れたいと思っていた人の唇はどこか甘く、良守は喜びと同時に押し寄せてくる悲しみに胸が張り裂けそうになる。

これで終わりだと、そう思った。隠さなきゃいけなかったのに。この想いは死ぬまで秘しておくべき想いだった。
でもどこかで、いつまでも隠しきれるものじゃないという事も悟っていた。物心もつかないほど幼かったあの頃から、いつの間にか形を変え胸に根付いた兄への慕情は日に日に大きくなるばかりで。きっといつかこんな風に抑えきれなくなると漠然と感じていたから。

名残惜しさを抑えて唇を離す。間近に見返してくる兄の目を直視出来なくて俯いた。
何て言えば良いのだろう。「好きだ」とちゃんと告白すべきだろうか。それとも「ごめん」と謝るべきなんだろうか。だけど謝りたくはなかった。兄の意思に反したキスでも、良守にとっては渇望し続けたそれだった。キスしたこと自体は謝りたくはない。そして兄を好きになったことも。
言うべき言葉が見つからず唇を噛み締め俯く良守の耳に、正守の呟きが届く。

「…もう一回。」
「え?」
「もう一回、してみろよ。」
「もう一回って…。」

キスを、ということだろうか。戸惑っていると兄の手が伸び頬に触れてきた。

「良守。」

そうただ一言。名を呼ばれた瞬間、頭の中が真っ白になった。
真っ直ぐに自分を見る目に、焦がれ続けた漆黒の瞳に吸い込まれるように近づいてゆく。再び触れた唇は先程の名残で柔らかく湿っていて、その吸い付くような感触に眩暈がしそうになった。
経験などあるはずがない。本能が導くまま、正守の唇を貪るように口付ける。やがてその体を抱き寄せ、薄く開いた隙間から舌を差し入れても正守は抵抗しなかった。それどころか口内に誘い込むように絡め取られて、背筋にぞくりと痺れが走る。

こんな風に愛しい人とキスする事が、これほど気持ちいいなんて知らなかった。離れがたくて何度も角度を変えて口付けると、その度に正守は応えてくれる。
これは夢だろうかと疑いそうになったけど、絡め合う舌の甘さと熱が現実だと伝えてくれた。
やがてどちらともなく口付けを解くと、少し切れかかった息がかかるくらいの距離で顔を寄せ合う。口の端で繋がっていたお互いの唾液が、光りながら細くなって千切れるのを不思議な気持ちで見ていた。すぐ傍にある正守の顔は、いつもの涼やかさを払拭したかのように蒸気しうっすらと赤くなっていて、心なしかその瞳も潤んだように輝いていて目を奪われる。

言葉もなく見つめていると、正守が少し照れたように笑い、それからそっと良守の口元を拭った。

「もっと早くこうしてれば良かったな。そしたらお前の気持ち、ちゃんと分かったのに。」

いつの間にかこんな風に。キスに感情を込められるくらいに大人になってたなんて知らなかった。正守のその言葉に良守が目を瞠る。
何を言ってる。「こうしてれば良かった」だなんて、良くないだろう?俺の気持ちなんて早く知ったって迷惑なだけだろうに。

「わからない?」

返事も出来ずに困惑した表情になる良守に、正守が苦笑した。

「お前さ。昔みたいに、俺に嫌われてるって思ってたの?」
「…そうじゃねぇけど。」
「じゃあ、俺がからかいや冗談で応えたって思うか?」

その問いかけの意味を考えて、良守は静かに首を振った。
比べようがないからよくは分からない。だけど良守のキスに応えてくれた正守の様子に、冗談は感じられなかった。

「俺は分かったよ、良守の気持ち。お前は分からなかった?」

分からなかったとは言えなかった。あの時、お互いの境界線が消え去りこのまま溶けあえるのではないかとすら思えた瞬間、正守から流れ込んできた感情。望まれているのだ、と確かに感じた。あれが錯覚でないのならー。

「兄貴…、俺のこと好きなの?」
「お前も俺のこと好きだろ?」

聞き返されて一瞬詰まる。この期に及んでまだ告げても良いのか迷ったからだ。でも正守は「お前も」と言ったのだ。その言葉に後押しされて良守は意を決した。

「ー好きだ。俺、ずっと前から兄貴のこと好きだった。」
「俺も、良守が好きだよ。」

すぐに返された言葉に驚き目を見開くと、正守がどこか少し切なげに顔を歪め、それから徐々に微笑む。それが今まで見たことの無いような、とても綺麗な笑顔だったから思わず良守は見惚れた。あんまり綺麗すぎて、やはりこれは夢なんじゃないかと疑ってしまう。
自分を見つめたまま、呆けたように固まる良守を正守が訝しげに見る。そんな正守にそっと手を伸ばした。

「夢じゃ…ないよな。」

恐る恐るといった風に頬を撫でる良守に、正守は可笑しくなってプッと噴き出した。

「そんな恐々触らなくたって、俺は消えたりしないけど。」

夢じゃないんだからさ。そう言って正守が良守の手に自分の手を重ねる。頬から伝わる温もりと、重ねた手の甲から伝わる温もり。

ー夢なんかじゃない。

嬉しくて溢れ出しそうになる想いのまま、良守は正守の体を強く抱き締めた。同時に背に廻された腕に強く抱き締め返されて泣きそうになって、正守の肩に顔を埋める。名を呼べばすぐに応えてくれる。好きだと繰り返し告げると、同じだけ返してくれる。その幸福感に良守は酔いしれた。

















25万打リクエスト企画その1
リクエストはナカキヨさんで

「良正。良正をお願い致します(>人<)」

でした(笑)

というか、25万打の前の私が入院してた時、ずっと携帯でやり取りしてまして。
ちょうど本誌が兄対扇の兄祭で、二人して「兄が受けっぽい!」との話題で盛り上がってまして。
良正読みたい書きたい!ぜひ書いて!と互いに譲り合ってました(笑)。
そして退院後すぐこの企画が始めたら、すぐナカキヨさんから届いたリクが「良正!」。
本来正良だけ受付のリクでしたが、こりゃ書かねば!と奮起した次第であります。
あの入院時、携帯でナカキヨさんに萌を吐き出してなかったら、きっと私欲求不満になってたと思うので
そのお礼も兼ねてのリクエスト受付でした(笑)。
でもその時話してたのはもっと黒いよっしーだったんだけどな…。何故かヘタレ攻めになった。
年齢だって18歳と25歳の予定だったのに…。あれー?
なんで一番最初に受け付けたのに最後のアップかというと、難しそうだったからです。
思った通り良正は難しかった…。結局良正っていうより良正良になっちゃいました。
ヘタレ攻よっしーと誘い受まっさんって感じ。っていうかリバで良いよこの兄弟は。

ナカキヨさん、その節はお付き合いくださって本当にありがとうございました!
これからもどうぞよろしくお願いします♪


私信:等価交換の良正、いつまででも待ちますんで!(笑)

↓それとあの後、こんな会話があったと思う↓


「あー、でもこれからちょっと気まずいかなぁ。」
「へ?何が?」
「仲間に弟とのキスシーン見られちゃったんだから、気まずいでしょ普通に。」
「・・・・・って、まさか。」
「諜報班数名、へばり付いてるからなぁ烏森に。どっかからか見てるだろうね。」
「それって影宮とか秋津とか翡葉さんとか…。」
「大体そんなとこ。他にもいるけど、メインはその3人だな。」
「うわ、どうしよ!正守ごめん!俺…っ。」
「謝るなって。2回目のは俺から誘ったんだし。まあ、あいつらも見て見ぬ振りすると思うしさ。」
「そうかな。」
「そういうもんだよ。大丈夫。」


2人ともこういう面での開き直りは早そうだ



2008.1.17

Novel