第66話「雪の女王
タイトルからして、お姉さま主役?(笑)
「一枚岩」だと言う通り、見事に連携が取れた北方司令部。
ホムンクルスが「死なないけれど人と構造は同じ」と聞いただけで、瞬時に作戦を立てたお姉さまは流石でした。部下の頭を踏む姿と兄弟を縄で繋いでる姿は紛れもなく女王様だったし(笑)。

今月は戦闘中心の割に兄弟萌が意外にありました。
バッカニアさんが兄さんを抱えちゃった時、「ひとさらいー!!!」と慌てる弟とか、その後じと目で睨んでる所とか。ヤキモチ焼いてるようにしか見えんて。
兄弟揃ってのスロウスへの足蹴りとか格好よかった。息合いすぎ。
何も言わなくても阿吽の呼吸。何てったって精神で繋がってる仲だもんね!
P140の2コマ目、スロウスが投げた管から逃げてる兄弟が手を繋いでるように見えるのも嬉しいです。手を繋いでるわけではないって分かってるさ。でもそう見えるだけで嬉しいんだ。

ファルマン少尉、前のアパートでの戦闘の時といい、意外と銃の腕前良いんだなぁ。
スロウスはまたその内動き出すでしょうが、ひとまず一区切りかな。
来月はどんな展開になるのか、いつもながらに楽しみです


第67話「この国のかたち
手枷を着けられて牢屋で目覚める兄さん。
「おはよー」と声をかけるアルが可愛いー。良いな兄さん、アルの声から毎朝が始まるなんてさ。やっぱりアルの兄って良いポジションだ。

重症負ったキンブリー氏は、レイブン将軍が連れてきた錬金術を使える医者と赤い石の力で回復しちゃいまいました。マイルズ少佐がキンブリーと会ったんだけど、これ嫌な複線になりそうだなぁ。マイルズ少佐って死キャラっぽくて不安です。

前号の兄の台詞「察してくれ」。ちゃんと察してくれたお姉さまに全てを明かす兄弟。
そして地図を広げ、過去に起きた大きな事件を繋げると賢者の石の錬成陣になる事に気付きます。その事件が軍によって誘発されている事も。
ヒューズさんが気づき殺される原因になったのはこれだった、だけどまだ裏があると考える兄弟。

会話の中で、お姉さまと東方司令部の面々が多少面識があった事が判明。
ホークアイ中尉とハボック少尉は「失うには惜しいやつ」で、マスタング大佐は「ああ うん どうでもいい」なんですね(笑)。酷いな大佐、眼中にない?でも「失脚すればライバルが減る」という事は、一応ライバル認定はしてもらってるのかな?(笑)。
でも大佐組とお姉さまの面識があったならハボックさん、あのお見合いの時アームストロング少佐が女性になった姿とか想像してましたけど、お姉さまの美女ッぷりを知ってたならその妹だもん、そんなに恐々とする事なかったんじゃー…。
お姉さまが一方的にハボさん達を見てたのかな。そんな感じの描写じゃなかったけど。お姉さまだって目立つ人だし、合同訓練があったならハボさん達が知らないってのも無理があるなー。それにしても今思ったけど、お姉さまはお母様似だ。

人の名前を呟き、「すまない 使わせてもらうよ」と許しを請うホーエンハイム。
たくさんの人の名はどれも古めかしい感じでした。
そして「地殻変動のエネルギー」ではなく、「たくさんの人の蠢き」を感じるというメイちゃん。
国全体で描かれる錬成陣は、「この国を使って賢者の石を作る」わけではないけど惜しいほど近いらしい。なら地下の人の蠢きというのがかつて滅んだクセルセス人達で、国全体を錬成陣にする事でそのエネルギー(魂)を賢者の石にするのかな。
それとも地下に封じられた形になっている魂を地上に解放するんだろうか。

いよいよ佳境に入ったという感じですね。
毎号目が離せません!でもそれって終わりも近いって事で複雑だー!


Back