第60話 「神の不在」
最初に言っとく事
1シーンだけですが幼少時幼馴染みーズ登場!
久々のチビアルにお姉さん大興奮ですよ!
イシュバール回想中につき、兄弟の出番は一コマもないだろうと思っていただけに、予想外のチビ出現にハアハアです。シリアスな場面なのにアルにハアハアしてすみません。

そして本編ですが、リザさんの父の墓前に佇むロイリザ。
「その夢…背中を託して良いですか」と、父の秘伝は書物で残されていない事を空かすリザさん。服から微かに見える錬成陣の文様。
どうやらこの時点でロイさんは秘伝を託されたみたいですが、解読がすぐ出来たとは限らないので、どの辺りで秘伝を会得したんでしょうね。
若い娘さんの裸の背中を見るなんて、そんなおいしい展開。暗転してもおかしくないですが、少年誌でそれを期待しちゃ駄目です(笑)

キンブリーはどうも予想がつかない人物ですね。
言ってる事凄く賛同出来るので、まだ青臭いロイ青年より心情的にはキンブリーの方が好き。これからロイさんも変わっていくんだろうな。
あ、現在のロイさんは大好きです。ぽっと出のキンブリーなんかよりももっとね。
グラン氏が思い掛けず格好いい人だった。姿形とかじゃなくて。

この感じだと来月で回想編は終わりでしょうか。
でも来月はお待ちかねの14巻発売もあります。
ラフ集!青年アル!
あと1ヶ月半が待ち遠しいです。


第61話「イシュヴァールの英雄」
イシュヴァール編、一応纏まった感ですね。
マルコー氏視点の話って、結局今回の話には少しも組み込まれてないのでしょうか。もちろんエドに話してるのはリザさんで、リザさんがエドに話してる内容=イシュヴァール編というわけではないので仕方ないですが。謎が結構残っちゃいましたよね。
でもこの短い話数のなかで、うまく詰めてるなぁと思います。

スカー兄の強引移植術、あれって拒否反応とかどうなるんだろう。
現代医学で移植技術は飛躍的に進歩し、複数臓器の同時移植も可能になってきた中、一番困難なのが腕や足のまるごとの移植だそうです。それは皮膚・血管・筋肉などあらゆる組織の拒否反応を抑えないといけないから。リスクが高すぎる。免疫抑制剤には限度があります。

ウィンのご両親の医者の本分ってのは分かるんですが、どうにも納得出来ません。夫妻が敵味方なく助けてたのならともかく、画面に出てきたのはイシュヴァール人ばかり。軍に無理矢理連れて行かれたんじゃなかったの?医療物資は軍経由じゃなかったの?軍の物資使って助けたイシュヴァール人が、今度は自軍の兵士を殺すという事は考えないのかな。個人レベルで良い人達だなんて言ってる状況じゃない。いくら理不尽に始まった戦争で、イシュヴァール人が弱者だとしても、現実的に敵対してテロもやってる相手なのに。そしてリゼンブールだってテロに遭っていて、そこには残してきた娘と母がいるはずなのに。テロの話が耳に入らなかったというのは考えにくい。戦況的に。
その辺考えると夫妻の行動はどうしても納得がいきません。
ほんと、敵味方無く助けてたというのなら納得出来たのになぁ…。
私の考えは厳しすぎるのかもしれません。辛口コメント。鋼同人界のおすぎと呼んで下さい。
(あ、辛口なのはピー子さん?)

ロイ氏の考えは最後まで青臭かったけど、自分なりに突き進んで道を見つけてたので格好良かった。リザさんは背中を焼いてと頼んだ所とかロイ氏と軍での決意を語る辺りなんて凄い美人さんだった。なんて凛々しいんだ。
「背中を守る」は「お前になら殺されよう」だったんですね。
地獄まで一蓮托生。うおおお、ロイリザ!素敵!(笑)

そういやブレダ氏が士官学校主席ってのに違和感です。
知能的にはそうなんだろうけど、士官学校の成績って銃や武術の身体的な面での評価も入りますよね。その辺り、悪くはないだろうけど優秀だったかもしれないけど(見かけによらず)、トップクラスの成績だったとは思えないのですが…。どうなんだろう。

来月から新展開。中盤過ぎたって感じなんでしょうか。
兄弟に会えると思うと今から楽しみです。というか鎧。鎧をくれー。

蛇足:今月号は連載5周年でおまけが3つも付いてて嬉しかった。
ポスターが可愛かったです。ばっちゃんは水着だし(笑)。


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